長年使用してきたヘッドホン「audio-technica ATH-M7 PROa」がいろいろヘタってきたので、スピーカーハウジング(ヘッドホンではドライバーハウジングって言うのかな)を分解してみた。このヘッドホンは密閉型なのだけどもハウジング素材はなんの変哲もない樹脂でできているので、この共振をブチルゴムで抑えてやるとどうなるかやってみました。結果は低音の締まりはよくなっていいのだけど、バランスは明らかに高音方向にシフトした感じ。低音の締まりがよくなったおかげでというか、高音部のアラが浮き彫りになるように聞こえる。もともとスタジオモニター用なのでいいのだろうけど、これだと音楽を楽しめないなあ…と、わがままがでてしまうw。なかなかヘッドホンの音域バランス調整も難しいとあらためて思ったしだいです。
結局、今はPCで聞く場合はプレーヤーソフトのイコライザーで音域バランス調整をして聴いております。とは言っても、MP3やM4Aなどはほとんど聴きませんで、もっぱらAPEやFLACなどの可逆圧縮音楽ファイルを聴いています。音楽配信といえばほとんどがM4AやWMAでしょうけど、DSDなどで配信しているとこもでてきましたね。M4AやWMAでも可逆圧縮ファイルは作れますが、容量が大きくなるので商業配信で主流になるにはかなり先になりそうですね…。
リニアPCM方式のCDの16bit/44.1kHzサンプリング・デジタル変換は30年程前では精一杯の仕様だったのでしょうけど、その後いろいろとデジタル変換規格も進んで、原音に近づける努力がなされ当時言われたデジタル臭さ?も解消されてきていていますね。とはいえ世間ではCDがまだ幅を効かせ、さらに非可逆圧縮ファイルによる音楽配信に主力が移ってる現在ではCD以上の音質を求める方向性が出てきていないのも事実でしょうね。SACDやらDVD-Audio規格でも作品がでていますが、一部のオーディオマニアにしか受け入れられてない現状ではいかんともしがたいですね。
ということで、オーディオテクニカで代わりの製品を探してみました。
ATH-PRO30というのがATH-M7 PROaに近い製品ですかね。Amazonさんで検索すると、2700円足らずで手に入るようですね。しかし安くなりましたね。昔は1万以上で買ったような…。
ソニーからもヘッドホンの新製品が出るようで、そちらも気になる。
ヘッドホンの国内メーカーではオーディオテクニカ、ソニー、日本ビクターあたりが実績があるけど、海外メーカーでもゼンハイザーとかAKG、SHUREなどがあり、駆動方式でもダイナミック型とかコンデンサー型とかいろいろあって、おのおの聴く音楽とか個人趣向で最適なのを探すのは大変ですね。店頭で聴き比べするのが一番ですかね。
0 件のコメント:
コメントを投稿