2015年10月10日土曜日

Victor Headphone HP-RX900の改造

2011年10月に購入したヘッドホン「HP-RX900」のハウジングを開けて改造してみました。

【改造その1】

『ドライバーハウジングの分解】

まずは、イヤーパッドを破かないように静かに取り外します。
ドライバーが付いている部材を留めている3つのビスを外す。
右の部材(アコースティックレンズ)は外す必要なし。w
ドライバー周辺部材の裏側

【ハウジングの制振作業】

ハウジング内の鳴りそうな部分にブチルゴムテープ(エフコテープ)(Amazon)を貼っていく。
あまりやり過ぎるとハウジングの容量が変わってしまうので程々に…。
これは電工さん用のテープですね。ホームセンターなんかで売っていますね。
あと、防水用途としても各種製品が売っているようです。

で、肝心の音質の変化は?。今回はあまり制振改造していないので大した変化はないようですが、やはり低音域でスッキリした感じがしますかね。その分隠れていた高音域ももうちょい聞こえてくる感じですか。前の改造で感じた高音域へバランスシフトはやはり起こっているようです。その辺は、イコライザーで補整して聞くことになりますね。
音の傾向としてはスタジオモニター系になった感じ?でしょうか。個人的な好みの範囲ですね。

今度は流行り?のバランス接続できるようにコードの改造でしょうか。昔に所有していたサンスイのアンプのXバランスと同じ考え方なのかな?

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【改造その2】

今回はヘッドホンのケーブルを着脱式にしてみました。
ハウジングの端子は片出しのφ3.5mm ステレオフォーンジャックでもいいのですが、やはり将来のバランス駆動対応にもと考えて両出しにして、L・Rハウジングにφ3.5mm モノフォーンジャック端子を取り付けました。このヘッドホンはハウジング内部に比較的空間があったので、新たな端子を取り付けるのが可能でした、この辺は他のヘッドホンでは、内部を確認しないと加工が可能かわかりませんね。
今回使用の端子とは違いますが、例えばこんな部品が使えるかな。


あと、片出しでやるすると、4極のジャック部品を使うことになりますね。その時LとRのドライバーへの電線の長さを同じにするというのが難しくなりますね。まあ、入力ジャック側のLchハウジング内でLch用の配線の長さとRch側の配線の長さを同じにすればいいのですが、うまく収めるのが難しくなるかな…。 長くなる分をコイル状に巻くのは音質的にどうかなと思いますね。電子の動きは速いので、そこまで気にしなくてもいいという意見もありますが、長さを合わせたほうが精神衛生上でもいいのでは…wということかな。

接続ケーブルも作りました。1.5mの市販品のφ3.5mm ステレオミニ-ステレオミニフォーンケーブルの1端を切り取って、ヘッドホンへの接続用にはL・R両方にφ3.5mm モノフォーンプラグ部品で端子としました。
バランス駆動対応には入力側の端子をφ3.5mm 4極フォーンプラグとか4極角型端子とかに替えればいいですね。

  

 【改造その3】
今回はハウジングの鳴りを抑えようと、内部に吸音材を入れてみました。このヘッドホンの筐体は普通の樹脂なので、大音量で聴くとそのような鳴りを感じます。
で、吸音材ですが、綿にしてみました。化繊の綿とか、植物?の綿 もあると思いますが、これがどっちかはわかりませんw。どのくらい詰めればいいかは音を聴きながらにします。はじめは入れ過ぎのせいか低音域が詰まった感じになりました。もうちょい量を減らしてみると、その辺も調整できたと思います。
吸音材もグラスウールとかフェルトとかもありますね。これらの音質差も気になりますね。

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