2013年7月23日火曜日

新たなCD-DA(Music CD)

普通の音楽CDのように再生できる、新たな製造アプローチな音楽メディアの紹介です。
いわゆるCD-DAは1980年にフィリップスとソニーによって規格化されました。基板の素材はポリカーボネートで反射膜の素材はアルミニュームです。後に基板にガラス、反射膜に金を用いたものも出てきました。
下で紹介する高音質化?CDは記録面のピットをより正確に、CDプレーヤのサーボ機構に負担をかけずにDA変換して、アナログ回路に渡そうということなのでしょうね。データ補正する機会が減ることによって音質を上げようとことなのでしょう。というわけで、最近のPCオーディオで行われる、CD-DAのリッピングでファイル化されたデータの再生が一般化すると、こういうメディアの存在も微妙になっていくのでしょうかね。やはり、オーディオファンとしてはアナログ段においていかに音質を保つかの問題になっていきそうですが…。

SHM-CD (Super High Material CD):ユニバーサルミュージックの新倉紀久雄氏が提案し、日本ビクターと共同開発された。2007年11月に製品化された。基板は液晶パネル用のポリカーボネートで、反射膜は通常CDと同じアルミニュームと思われます。

プラチナSHM:SHM-CDから発展し反射膜にプラチナ(白金)を採用したCD。厳密にはCD-DA範疇からは外れるようですが。

HQCD (Hi Quality CD):2008年頃?にメモリーテックによって開発される。基板は液晶パネル用のポリカーボネートで、反射膜は耐久性・耐熱性・耐光性にも優れた独自の特殊合金だそうです。その組成は企業秘密なのでしょうね。

Blu-spec CDソニーミュージックエンタテインメントが開発した。2008年の12月に発売開始された。Blu-ray Discの製造技術を使って製造されている。基板は高分子ポリカーボネートで、反射膜は通常CDと同じアルミニュームと思われます。CDのプレスに用いるスタンパーの元になる原盤のカッティングに青紫半導体レーザーを使っている。

Blu-spec CD2:Blu-ray Discの製造技術のすべてを導入したCDということですかね。

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