2013年12月23日月曜日

オーディオのアース

オーディオシステムの周りにはノイズの発生源となり得る機器が電力線を通してつながっていて、どういう経路でか、そのノイズから切り離すというのはなかなか難しく、高級機では様々な方法でノイズ軽減を試みていますね。それで、ひとつの方法として接地アースを使うのがありますね。適切な方法で設置しないとかえってノイズを呼びこむとかあるそうで、それなりに難しさがあるそうです。
そこで、一定の体積の金属ブロックにアースする方法はどうかと、やってみました。 約12kg(約1500立方cm)くらいの鋳鉄ブロックがあったので、そこにアースしてみました。
音質変化としては、低音域で落ち着きが出て高音域ではその分細かい部分が見えるようになりました。その代わりにアナログ盤のスクラッチというかそういうノイズもより聞こえてくるようになり、ちょっと気になるなあという感じがしますね。この辺は他の部分の追い込みでなんとかしないといけないかもしれませんね。
こうした面でいうと、直流バッテリーで動作する携帯音楽ハードプレーヤは音質面で有利だと、昔から言われていましたね。
LRチャンネルの負極側がアースを通して共通に繋がっているアンバランス駆動においては、こういう方法も結構効くのではと思います。例えばポータブル音楽ハードプレーヤにアース接続端子用端子を用意しておいて、アース接続を確保できる場所ではそこにプレーヤのアースを接地させて聴くなんてこともありかも…w。オーディオカフェみたいな…。
まあ、こういう問題を解決にするにはアンプをバランス駆動にすることなんですが。

2013年12月16日月曜日

foobar2000

最近、普段使いの音楽プレーヤーソフト「foobar2000」のカスタマイズに凝りだして、いまはこういう状態です。


歌詞表示コンポーネントもいろいろ試しましたが、結局「Lyrics Show Panel 3」「Lyrics Panel」と外部ソフトの「Lyrics Master」の複数使いに落ち着きました。洋楽関係ならばLyrics Show Panel 3だけでもいいのですが、邦楽のアルバム曲までもとなるとLyrics Masterが便利ですね。FLACなどはジャケ写画像やら歌詞テキストも埋め込めるので、ジャケ画像やテキストの表示も可能ですね。もちろん、アーティストと曲名で検索で引っかかれば自動でダウンロードして画像、歌詞が表示されます。
中央下のアーティスト情報窓はコンポーネント「Biography View」によるものです。これもネットから自動検索されてダンロードして表示されます。
このように、某iTunesにも負けないインターフェイスなプレーヤを構築できますね。

foobar2000 Wiki
 ※このプレーヤを使いこなすには相当時間かかりますが、慣れてくれば日本語化しても英語だらけの設定画面もわかってくると思いますよ。

※各コンポーネントをインストールするにはfoobar2000のインストールフォルダのcomponentsフォルダに、ダウンロードした圧縮ファイルを解凍したDLLファイルをコピーしてください。
例:C:\Program Files\foobar2000\components

※ダウンロードしたコンポーネント圧縮ファイルに拡張子がないのがありますが、アーカイバ解凍ソフトなどに直接読ませると解凍できると思います。

【使用コンポーネント】
Columns UI
Lyrics Show Panel 3
Lyrics Panel
Lyrics Master + AMIP
 ※foobar2000で曲を再生した場合に、自動でLyrics Masterを起動して、その際にアーティストや曲情報を渡して自動検索させ表示させるにはAMIPとセットでの設定が必要です。その方法は「foobar2000 Lyrics Master」でググると出てきますので、そちらでどうぞ。(手抜きw
Biography View

で、ちょっと修正した、いまのプレーヤー。メーター類もつけました。
Peakmeter Spectrum


最新の手前foobar2000のインターフェイス


「Item details」でアルバムなどの制作スタッフや楽器演奏者情報の表示欄を別個につくりました。その際に、「STAFF」、「STUDIOMUSICIAN」タグパラメータを作って、そこにテキストを埋め込んでいます。
実際の作業は、各曲の部分で右クリックして「Properties」をクリックし、その窓の下の「ツール」ボタンをクリック、「Add new field」をクリック、その窓のフィールド名で編集したいパラメーターがまだない場合はそのテキストボックスにパラメーター名をタイプし、ある場合はダウンリストから選んで、その下のフィールドに内容テキストを埋め込む。複数曲に対して同じ内容を編集したい場合も同じ方法でできると思います。

※参考までに、上のColumns UIのFCLファイルを置いておきます。上の方で出てきたコンポーネント用DLLをインストールしていないとうまくいかないと思います。
「Preferences」の「Display」「Columns UI」の「Main」タブの「FCL importing...」のところで「Import...」でFCLファイルを取り込んで下さい。
その他、デフォルト以外の新たに作ったパラメータ文字列は
SOURCE:音源、LYRICIST:作詞、ARRANGEMENT:編曲、LYRICS:歌詞

Peekmeter Spectrumもちょっと設定を変えているのでデフォルトのままだと大きさと見え方が上の図と違うと思います。これの設定PMFファイルも置いておきますね。foobar2000の「Peekmeter Spectrum」の画面の上で右クリックして「Import Settings」で落としたPMFファイルを適用してください。(※上のFCLファイルを導入すると必要ないかも)

【その他のコンポーネント】
AudioscrobblerLast.fmのサービスに再生情報を送って再生履歴を残せる。要アカウント。

Sox Resampler mod2:リアルタイムに再生時にサンプリングレートを変化させて聞くことができる。例えば、44.1kHzの音源を2倍の88.2kHzまたは4倍の176,4kHzにアップサンプリングしながら再生できる。mod2バージョンの方がいろいろな設定が可能なので便利かも。元サンプリングレートに応じて2倍にするか、4倍にするかの設定ができる。その方法などは各自ググってください。
下の図の例は元ファイルのサンプリングレートが「44100,48000」の時に4倍、「88200,96000」の時に2倍になるように2つのDSP設定を使って実現しています。もちろん、すべての状態で192000Hzに固定することも可能です。

・FLAC以外の可逆圧縮系音楽ファイルのデコーダ: 
  TTA Audio Decoder:TTA plug-in version x.x for foobar2000を選択する。

Kernel Streaming Output:Windows XPにおいてカーネルミキサーを通さないように再生できるとのこと。

WASAPI output support:Windows Vista以降では上の仕組みでの再生をこれで行うとのこと。

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最新の自身foobar2000スクリーンショット (2013.12.16)

このFCLファイルを置いておきます。

【追加コンポーネント】
Pretty Popup:現在再生曲の情報をポップアップ表示する。
WindowsバージョンによってはMicrosoft .NET Framework 3.5が必要ですね。


MultiResampler:文字通りのリサンプリングするコンポーネントですね。いろいろ機能がありそうですが、いまいちわかりませんw。

Graphic Equalizer:foobar2000のデフォルトのイコライザーよりも細かく調整できます。

2013年12月14日土曜日

ハイレゾ化ウォークマン

NW-F880シリーズの発売日が10月19日に決まりましたね。(Amazon)
フラッグシップモデルのNW-ZX1も12月7日に発売になるそうです。(Amazon)
※こちらはアルミの削り出しボディーに128GBもの大容量のメモリを搭載し、 随所に音質強化を施した製品となるようです。この分野では先んじてたiriverの「Astell & Kern AK120」あたりを意識したものでしょうかね。
AK120 64GBモデルで約12万円、NW-ZX1(128GB)が7.5万円。単純には比較できませんが、かなりコストパフォーマンスはよさそうですね。

さらに、音楽配信でもmoraで10月17日よりFLACによるハイレゾ音源が扱われるようです。ハードとソフトでハイレゾ化が図られいよいよハイレゾ音楽が広まっていくきっかけになるでしょうね。
最近のソニーは元気のあった時代に戻りつつあるのか、やはり最新技術をどんどん開発して業界を引っ張る存在にこれからもなっていくのでしょうか。 こうでなくちゃソニーじゃないよねw

ソニーのオーディオ機器ではなにげにESシリーズが復活してる?往年のソニーオーディオファンには憧れのESシリーズがどんどんリリースされてますね。1980年代にほとんどのオーディオ機器を揃えた私としては嬉しい限りですw。

あと、今後トレンドとなりそうなバランス駆動・接続関係も、ヘッドホン端子なんかは業界で統一の規格を作って欲しいと思いますね。まだ各社バラバラな扱いで、ここらでユニバーサルな規格で混乱が生じないようにしてもらいたいですね。あと、ヘッドホン本体もバランス接続に対応することが必要ですけどね。バランスとアンバランス接続をうまく切り替えられる仕組みもほしいかな…。
【参考記事】
ケーブル改造でポータブルバランス駆動に挑戦
※例えば、フォーンプラグ?の端子数4つに拡張した仕様を作るとか? もうiPod用で4極のものが存在するようなので、それを使うとか。でも、バランス/アンバランス駆動アンプで混用するとアンプ回路を壊すとかありそうで、難しいかな…。やっぱ専用端子を作ったほうがよさそうですね。

人気イヤホン別に大検証! “フルバランス駆動で音質はどれだけ変わる?”
バランス駆動でどう変わる? ラックスマン「P-700u」を聴く
ゼンハイザー初のヘッドホンアンプ「HDVD 800」「HDVA 600」が11月7日発売

あと、昔、CDプレーヤなどで情報表示板のON/OFFできる機能があったと思いますが、それを取り入れて、液晶部分への電源をOFFにしたり音楽再生に関わる回路のみに電源が通るような仕様も入れるといいかも…。

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今回のIFA 2013で気になった製品はソニーのウォークマン「F880シリーズ」ですかね。
モバイル音楽プレーヤー系では、これまでも各社から24bit/192kHz以上のスペックのファイルを扱える製品は出てきていましたが、ソニーやAppleのような大手ではまだでしたね。これで一気に音楽配信のファイル仕様は可逆圧縮が広まっていくのでしょうか。
とはいっても、24bit/192kHzのFLACで4分くらいの楽曲ファイルで130MBにもなるファイルの管理ですね。追加SDメモリで128GBに増やしても、1000曲くらい?。やはり大容量メディアサーバとの併用が現実的かな?まだ、1曲4分で130MBものファイルをストリーミングしながらっていうのに耐えられる通信環境にないかな…。この辺は技術が進んでいけば解決できそうですね。

転送速度でいうと
130/(4*60) = 0.54 (M byte/s) = 4.32 (M bit/s)
3Gの速度だと足りない?LTE/4Gで条件が良ければという感じかな?

うちのルータ式モデムの仕様でIEEE802.11gの54Mbpsまでしかでない速度での他PCのHDD上の24bit/192kHzのFLACにアクセスして再生した場合では、時々速度が足りなくて、とぎれとぎれとなりますね。いまの標準の11nの100Mbpsくらいの速度がないとキツイでしょうね。
TCP Monitor Plusのトラフィックモニターで平均受信速度を見てみると、24bit/192kHzのFLACの再生時に大体700kB/s前後になっていますね。

あとは、ハードはできてもソフトが…ってことがありますね。ここもソニーさんに頑張ってもらいましょうw。e-onkyoなどでもうすでにハイレゾ配信サービスが始まっていますし。

※SDカードスロットを持たないこれらウォークマンのファイル管理としては、WG-C20などのポータブルワイヤレスサーバーを活用することが有効かもしれませんね。64GBくらいのカードで今日はクラッシク、またはジャズ、はたまたJPOPなどとジャンル別に管理するのもいいですね。

2013年12月6日金曜日

ハイレゾ視聴記 中森明菜 「ベスト・コレクション~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~」

moraの'14年上期ハイレゾDLランキング、アルバム1位は中森明菜
だそうです。moraのサイトのハイレゾページではかなりの期間、10位以上に表示されていたので当然ですね。実際のアルバム単位でのダウンロード数はわかりませんが。

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moraで配信開始された、ハイレゾ版 中森明菜 「ベスト・コレクション~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~」を聴いた感想です。
この作品は、moraの作品紹介によると

オリジナルのマルチ・チャンネル・マスター・テープから、すべての音素材を見直してブラッシュ・アップさせ、それらの音素材から、オリジナル楽曲の魅力を損なうことなく新たにミックス、再構築されたリメイク音源によるベスト・アルバム

ということで、各楽曲のオリジナル音源とは違いますね。ですので、各トラックパートの楽器やコーラスなどの差し替え録音もあると思われ、かなり印象が変わった楽曲もありますね。 さらに当時に録音された素材音源がアナログMTRであったりデジタルMTRによるものであったりすると思います。最近に追加録音されたものはPro Toolsによるものでしょうから、いろいろバラバラな音質の録音素材から構築されているかと思われますね。
私の聴いた印象からすると、1982年~1984年のリリースの楽曲の音質が気に入りました。

01 スローモーション (30th anniversary mix) ※1st Single 1982.05.01
02 セカンド・ラブ (30th anniversary mix) ※3rd Single 1982.11.10
03 目をとじて小旅行(イクスカーション) (30th anniversary mix) ※3rd Original Album "ファンタジ-(幻想曲)" M-6 1983.03.23
04 トワイライト-夕暮れ便り- (30th anniversary mix) ※5th Single 1983.06.01
05 SAND BEIGE-砂漠へ- (30th anniversary mix) ※12th Single 1985.06.19
06 SOLITUDE (30th anniversary mix) ※14th Single 1985.10.09
07 ジプシー・クイーン (30th anniversary mix) ※15th Single 1986.05.26
08 Fin (30th anniversary mix) ※16th Single 1986.09.25
09 駅 (30th anniversary mix) ※10th Original Album "CRIMSON" M-2 1986.12.24
10 BLONDE (30th anniversary mix) ※18th Single 1987.06.03
11 難破船 (30th anniversary mix) ※19th Single 1987.09.30
12 恋路 (30th anniversary mix) ※19th Single c/w 1987.09.30
13 AL-MAUJ(アルマージ) (30th anniversary mix) ※20th Single 1988.01.27
14 LIAR (30th anniversary mix) ※23rd Single 1989.04.25
15 乱火 (30th anniversary mix) ※14th Original Album "CRUISE" M-5 1989.07.25
16 水に挿した花 (30th anniversary mix) ※25th Single 1990.11.06
17 忘れて・・・ (30th anniversary mix) ※26th Single c/w 1991.03.25
18 少女A (30th anniversary mix) ※2nd Single 1982.07.28
19 1/2の神話 (30th anniversary mix) ※4th Single 1983.02.23
20 禁区 (30th anniversary mix) ※6th Single 1983.09.07
21 北ウイング (30th anniversary mix) ※6th Single 1984.01.01
22 サザン・ウインド (30th anniversary mix) ※8th Single 1984.04.11
23 十戒(1984) (30th anniversary mix) ※9th Single 1984.07.25
24 飾りじゃないのよ涙は (30th anniversary mix) ※10th Single 1984.11.14
25 ミ・アモーレ(Meu amor e...) (30th anniversary mix) ※11th Single 1985.03.08
26 DESIRE-情熱- (30th anniversary mix) ※14th Single 1986.02.03
27 LA BOHEME (30th anniversary mix) ※14th Single c/w 1986.02.03
28 危ないMON AMOUR (30th anniversary mix) ※16th Single c/w 1986.09.25
29 ノンフィクション エクスタシー (30th anniversary mix) ※Single 1986.11.10
30 TANGO NOIR (30th anniversary mix) ※17th Single 1987.02.04
31 TATTOO (30th anniversary mix) ※21st Single 1988.05.18
32 I MISSED "THE SHOCK" (30th anniversary mix) ※22nd Single 1988.11.01
33 Dear Friend (30th anniversary mix) ※24th Single 1990.07.17
34 二人静-「天河伝説殺人事件」より (30th anniversary mix) ※26th Single 1991.03.25

この作品はSACD/CD Hybrid盤CD盤でもすでにリリースされてますね。

2013年12月4日水曜日

中森明菜「ベスト・コレクション ~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~」ハイレゾ配信

moraのfacebookによると中森明菜さんの「ベスト・コレクション ~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~」というタイトルのアルバムがハイレゾ仕様で配信されるようです。配信日はまだわかりません。
・34曲入りで3,500円
・FLAC 96kHz/24bit
※これを皮切りに、過去のオリジナルアルバムのハイレゾ配信にも期待してますよ。

配信開始は12月4日ですね。