2011年7月23日土曜日

アナログプレーヤーのレスキュー

昔使っていたベルトドライブのプレーヤーのベルトが切れていたのでJoshin webさんで交換ベルト部品を調達して復活させました。
※実際に糸などでベルト掛けの長さを測り、伸びを考えてその長さの20mmくらい短いもので交換ベルトを購入した方がいいでしょう。

プレーヤー1:PIONEER PL-A300


ベルト長:640mm (ナガオカトレーディング:620mm)
※これは知り合いにもらったものです。これも結構改造しています。下のヤマハのプレーヤーからするとトーンアームの作りがしっかりしていますね。アンチスケーティング機能もあります。ベルト長が長すぎるのかちょっとワウフラッターが多く出てますね。もしくは、モーターがヘタったかも?でも、ベルトドライブの滑らかな回転から来る音質の良さは確認できます。ボディー筐体の剛性とかアームの精度からするとこの辺が音質の限界でしょうか。プレーヤーの足(インシュレーター)も替えてみるいいかも…。でも、ちょっと大きいワウフラッターを気にしなければ、結構な音質です。
後に、回転軸系に油をさし、インシュレーターを真鍮ブロックにしたりして、ワウフラッターもちょっと収まった感じで音像の定位もよくなったようです。置き台もしっかりなものに替えてテーブル面の水平も出してやるともっとよくなる予感です。
ターンテーブル面の水平もとっての最終的な音質は、結構なものでした。改めて、レコード盤に刻み込まれている音は引き出しがいがあると感じました。

プレーヤー2:YAMAHA YP-211


ベルト長:680mm (ナガオカトレーディング:660mm)
※プレーヤーの中身はかなり改造してます、回転数切り替えの機構以外の要らない部品は極力外して、鳴りそうな部分にはブチルゴムを貼って抑えています。ターンテーブルも貧弱なので内側にブチルゴムを貼りました。トーンアームにもブチルゴムを貼っています。ただ、バランスが狂うのでバランスウェイトにも貼って、調整しています。でも、あまりやりすぎるとトームアームの反応が悪くなるという側面もありますね。ちょっと見栄えが悪いのでアーム部分のブチルゴムは取り去りましたw。ちょい置きなので、あまりいい置き台ではないですが。
  • モーター:4極シンクロナス
  • 駆動方式:ベルトドライブ
  • ターンテーブル:30cmアルミダイキャスト
  • 回転数:33・1/3、45rpm
  • ワウフラッター(WRMS):0.08%以下
  • SN比:52dB以上
  • トーンアーム:S字型・スタティックバランス型パイプアーム (実効長:215mm、オーバーハング:15mm)
  • 取付カートリッジ自重範囲:5g~11g
  • カートリッジ:MM型、CG-4500II (ダイヤモンド0.5mil、適正針圧:2.0g、最適負荷抵抗:47KΩ)
  • ヘッドシェル:EIA規格プラグイン型
  • 交換針:N-4500II(\3,600)
  • 電源電圧:AC100V、50Hz/60Hz
  • 定格消費電力:9W(50Hz)、8W(60Hz)
  • 外形寸法:435(W)x150(H)x361(D) mm
  • 重量:6kg
  • 付属品:EPアダプター
音質面でいうと、ちょっとアームが短めなのでトラッキングエラーによるノイズが大きく出てしまっていますね。

2011年7月16日土曜日

桂木文さんの記事切り抜きなどなど




「ムー一族」やドラマ版「翔んだカップル」の文さんはめっちゃ可愛かった…。ムー一族の方はDVDになってるので、「翔んだカップル」の方もCSとかDVDでお願いしたいですね。

2011年7月6日水曜日

フォノアンプの音質

アナログプレーヤーではプレーヤー自体の精度や作りから由来する音質、それに付けるカートリッジの個々の音質、シェルリード線の音質などなどいろいろ気にする箇所がありますが、そのプレーヤーからの出力を受けるフォノアンプ(イコライザー)自体の音質も関わってきますね。昔?のアナログプリアンプやプリメインアンプにはフォノアンプが内蔵されていましたので、それを使ったり、単体のフォノアンプもありました。いまでも売ってはいるようですね。最近のプレーヤーには初めからフォノアンプが内蔵されて、ライン出力できるものが多いようです。
そこでフォノアンプで音質の違いがあるか聴き比べをしてみました。

【共通試聴機器】
プレーヤー:Technics SL-1200
カートリッジ:Technics EPC-270C

1. SONY Pre-Main Amp. TA-1055A Phono
  • 高調波歪率:0.5%以下(定格出力時) 0.2%以下(1W出力時)
  • 入力感度/インピーダンス:Phono 2.5mV/10kΩ
  • 最大許容入力:Phono 70mV
  • SN比:Phono 70dB(入力2.5mV、Bネットワーク)
  • 周波数特性:Phono RIAAカーブ±1dB
1973年発売のかなり古い製品で、他のフォノアンプからすると音楽が小ぢんまりと聴こえます。

2. MUSICAL FIDELITY Pre-Main Amp. A1 reference Phono
  • 入力感度:PHONO MC/200μV, PHONO MM/2mV
  • SN比:PHONO MC/55dB, PHONO MM/60dB
  • RIAA偏差:±0.5dB (30Hz~50kHz)
  • 高調波歪率:0.5%
A級動作のプリメインアンプに付属のものです。A級動作のメインアンプ部と同様にスカっと高音域が抜ける音質です。音楽を楽しむ点で言うと、仕様特性の良さはあまり関係ないと感じますね。やはり全体の設計思想をユーザーが気に入るか否かに重きがあるように思います。

3. ALPINE/LUXMAN LE-117
  • 定格出力:150mV
  • 出力インピーダンス:100Ω
  • 全高調波歪率:0.005%(1V出力時)
  • 入力感度:MM/0dB 2.5mV、MC/22dB 250μV、MC/32dB 90μV
  • 入力インピーダンス:MM47kΩ、MC3Ω 40Ω 100Ω
  • S/N比:MM95dB、MC83dB(1V出力時)
  • 周波数特性:PHONO (MM/MC) 20Hz~20kHz (±0.5dB)
  • クロストーク:85dB(1kHz) 
こちらは、単体のフォノアンプです。この製品はSN比の良さが仕様でうたわれていまして、音質もその様な良さを感じます。でも、どこか優等生的?でソフトによっては良さを引き出せない時も…あるかもです。

2011年7月2日土曜日

デジタル放送完全移行

2011年7月24日のアナログ放送(地上波とBSアナログ)からのデジタル放送完全移行に向けていろいろ方策がとられていますね。7月1日からはアナログ放送(地上波とBSアナログ)で右上の「アナログ」、下端での「総務省デジコールセンター」などのデジタル化するための情報テロップに加えて、ワイド画面内での「アナログ放送終了・・・」というテロップが左下にでかでかと入るようになりました。これは、視聴者から他の字幕と重なって見づらいと不評をかっていますねw。他の国もデジタルテレビ放送化には、いろいろ混乱をしながらなんとか完全移行しているのを聞くと日本はほんとうに予定日通りにアナログ放送を打ち切ることができるのかと疑問を持ちますね。チューナーの問題は簡易チューナーを配ればいいですが、VHFアンテナしか付いていない地域ではUHFアンテナを増設するとか、古くなったケーブルやその他のアンテナ機器の取り替えもあったりすると工事費込みで10数万円くらいかかる場合もあるでしょうね。そういうのを考え合わせると、到底全世帯が対応できるとは思えないのですが…。停波当日どのようなことになるのか。

やはり、地上波放送というのは一種、災害時緊急時の情報取得手段としての役目がありますからね、ケーブルテレビや衛星放送もあるじゃないかと言われますが、例えば放送衛星にはトラブルがあった場合や悪天候時に受信できないなどの不利条件があるので、トラブル時にもすぐに対処できる地上波設備とは別に考えるべきでしょうね。全国民に緊急情報が行き渡らない期間が長くならないように対処するのも国の責任でしょう。例えば、NHK総合のアナログ放送だけは国が面倒みて数年続けるとか…。