2012年10月30日火曜日

アップサンプリング

最近、PC上でCDなどの16bit/44.1kHzの音源をアップサンプリングして2倍の24bit/88.2kHzや4倍の24bit/176.4kHzの音源にして楽しむということが行われていますね。
で、どんなものかと16bit/44.1kHz AAC 320kbpsの楽曲ファイルを一度16bit/44.1kHz WAVに戻して、WaveUpConverterというソフトで24bit/88.2kHzと24bit/176.4kHzに変換したWAVをFLACの最終ファイルにして試聴してみました。元ファイルが非可逆フォーマットなので、大して変わらないと思っていましたが、ボーカルがより艶があるように聴こえ、楽器も高音域で違いが感じられました。いやー、困りましたねw。相当ファイルサイズの大きいものがまた増えてくなあと…。
24bit/88.2kHzと24bit/176.4kHzのどっちがいいかというと、楽曲によるというか個人の好み次第でしょうかね。
あと、サンプリングレートの比較的低い非可逆フォーマット(MP3 128kbps)で良い効果を感じられました。いまのiPodなどの携帯音楽プレーヤーでどういう信号処理をしてるかわかりませんが、昔のCDプレーヤーで見られた8倍オーバーサンプリングみたいにハードでオーバーサンプリングできるなら、もっと音質のよいプレーヤーが作れそうですね。でも、DACもそれなりの24bit/192kHz対応くらいにしないとだめなのでまだまだ敷居は高いですかね…。アナログ段でのノイズ管理とか結局、高いものになるかな。とはいっても、今のiPodなどの音楽ハードプレーヤーのCPUの能力は高く、ソフトウェアでアップサンプリングできそうですけどね。問題になるのはファイルを収めるフラッシュメモリの容量になるでしょうか、まだ高いならば小型HDDでもいいと思うんですけどね。小型化は難しくなりますが。

もうちょい調べてみると、「foobar2000 + SoX resamplerコンポーネント」でリアルタイムでアップサンプリングしながら再生できるとのこと。やり方は「foobar2000 SoX resampler」でググってね。これで一々アップサンプリングしたファイルを用意しなくてもいいですね。
でも、SoX resamplerの設定で「Target samplerate : Upsample x4」にしていると、元が44.1k/48kHz以上のサンプリングレートファイルの再生でエラーが出てしまうので、その場合は元のサンプリングレートで再生するとかにしてくれるといいかも…。ってよく調べると、あるじゃないですかw。mod2の方でリサンプリングするサンプリングレートを指定できるようになってます。DSPの設定で「Target samplerate : Upsample x2」も加えてその時に有効になるサンプリングレートに「88200,96000」と指定すると、44.1/48/88.2/96kHzのサンプリングレートのファイルの再生時に178.4/192kHzのサンプリングレートに常になっている状態を作れますね。

※上に出てくるWaveUpConverterは現在、ネットで見つからないみたいですね。

KORGからDSDファイルをPCMに変換するのではなく、ネイティブにデコードできる?USB-DACデバイスが出るみたいで、さらにあらゆる音源ファイルをPCでリアルタイムにDSDに変換しながらの再生も可能になるようですね。

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