2019年5月6日月曜日

Musical Fidelity A1 referenceの修理

1993年に購入したMusical Fidelity A1 referenceのボリュームにガリが出てきたので、中を開けて修理してみました。
「MADE IN ENGLAND」の表記が嬉しい…
放熱を兼ねている天板を止めているネジは星型なので一般のプラスドライバーでは外せません。星型のドライバーを用意しておいたほうがいいでしょう。
 2連ボリュームの「ALPS 142l 50KAX2」をシャーシーから取り外し、各端子につながっている配線のハンダを熱して配線を外します。このボリュームの端子には配線を通す穴がないようです。ボリュームを分解して、ドーナツ状の抵抗子部分や金属接点部分を掃除して接点は紙ヤスリで処理しました。
各部品は軸に最後のワッシャー状のカシメ部品で止めているので、それを外すのが大変でした。実際にはカシメ部品の隙間に小さいマイナスドライバーを入れて無理やり外す必要がありますね。軸は自由回転するのでドライバーで怪我しないように注意が必要かも。万力などで軸を固定するといいでしょう。
元通りにボリュームを仕上げて、また各端子に配線をハンダつけしてボリュームをシャーシーに戻しました。
で、実際使ってみると見事にガリはなくなったようです。
まあボリュームはなるべくなら新品に替えた方がよさそうですね。今回はこのままで済ませておきます。

このロータリーボリュームはもう製造されていないみたいでアルプスアルパインのサイトで同等品を探ってみるとこれが該当しそうです。1個単位だと約2000円くらいですね、
アルプスアルパインって昔はアルプス電気ってメーカーだったような…。それにアルパインは昔アルパインラックスマンって名乗ってたこともあったりで色々変化してるんですね。

 A1の音はいいですね。純A級のアンプなのでかなりの発熱量ですが、この艶めかしい音はなかなか出せない味でしょうね。
今回はこの辺で…。